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毎日なにかあるといいと思っている人のブログ。
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ハロ!
やっとテストが終わった空一です!
まずは風邪を明日までに治す!
明日は友達の家に行く約束をしているので。

はい。
昨日言ったとおり、
狂気のザエルアポロのUPします。
気持ち悪いよ?いいですか?
ザエアロです。
きっと数日後に普通にUPされます。
超長いです。
それでもいいならどうぞ!

悪い日もあったものだ。
朝の日差しが挿すベットの中でオレはそう呟いた。
汗をかく量もまだこの季節にあってない。
いや普通はこんなに汗をかくものではないと思うが・・・。
「夏…風邪か?」
嫌だ。
馬鹿しかひかないらしいものらしいのに。
胸に中にある何かをとるかのようにゴホゴホと咳込む。
「夏風邪は・・・こんなに咳って出たっけなぁ?」
熱も絶対にある。
推定、39度。
「…病気?でも、夏だしなぁ…。…。」
気は進まないが…。
藍染様の計画に影響してはいけない。
休もう。体調悪くて死んだら死んでも死に切れない。
そう思い電話をかける。
「すみません。藍染様。その件は誰かと交代しまして下さい。あっ、グリムジョーが…。はい。じゃあ、9日ザエルアポロと。…はい…はぁ。今日彼はいる。…。他はいませ…。はい。…はい。わかりました。」
アーロニーロは力無く受話器を下ろす。
痛む頭を抱え、しゃがみこむ。
「…。ザエルアポロか…ザエルアポロになぁ…」
自分は特別かつ、嫌われている。
故に診察の出来る医者はザエルアポロぐらいしかいない。
まぁ、任務で今日は此処にいないなら喜ぶし、
任務がなくて此処にいたとしても
黙っていて自分で自分を看病すればいいと思ったのだが…。
『じゃあ、ザエルアポロに予約を入れとくよ。アーロニーロ。』
畜生。藍染様が余計な事をするから面倒だ。
ザエルアポロの所には行きたくない。
しかし、
「…行くか。」
行かなかったら来られるので、それは避けたい。
来られたら、私物を持って住み着かれて変な事をやられそうだ。
「…。はぁ、開けるか。気が乗らないけど…。」
ザエルアポロの家のチャイムを押す。
中から音はしなかった。
しんとしていて何の音もしないからアーロニーロは笑みが隠せない。
「やった、やっぱりいなかったか。」
「もう…嫌だなぁ。」
後ろ、いや背後から聞こえた声。
当然の如くザエルアポロのものである。
「アーロニーロが早いんだよ。僕は少し買い出しに行っていたのに…。君の為のお粥の材料とか、薬の材料とかね。」
言っている途中からザエルアポロはアーロニーロの肩に手をかける。
アーロニーロは風邪によって出る汗とは違う汗が出た。
恐怖感での汗である。
「はは、あはは。アーロニーロ、汗でびっしょりだよ。早く僕の家の中に入ろうか。じゃないと診断が出来ないからさ。」
言うならば喰うか喰われるかの勝負に近い。
この場合は一方的に『喰われそう』だが。
そう思っている間にもザエルアポロの手は何時の間にか腰の方までいっている。
抱擁する手付きも妖しいものがある。
「アーロニーロも藍染様を経由してくるなんて回りくどいなぁ。僕に直接言えば良いんだよ。可愛いなぁ…もう。」
言いたくない理由はこれにある事に相手は気がつかないのだろうか。
「早く薬貰って帰りたいんだけど。」
「焦らなくていいのに。気が早いね。」
そうするとザエルアポロはドアを開けた。
中には従属官達がいた。
そして、真新しいベットが。
「何だよ、これ。俺、薬貰ったら帰るから。」
「君のじゃないよ。僕のさ。」
へぇと興味ないという感じで答える。
が、ザエルアポロはクィッと袖を引っ張る。
「ほら、アーロニーロ。僕が薬を作る間も辛いだろ。そのベットで休んでいいよ。」
「えっ…あっ、今、俺汗だくだからさ。」
「いいよ。君の健康の為なら良いって。」
いや、悪いから。と言う事も考えたが相手の優しさを無駄にしてはいけないと考えた。
「あっ…じゃあ、ありがとうな。」
ニコッと笑った瞬間。白い服に赤い液体が付着した。正体はザエルアポロの鼻血である。
正直、気持ち悪い、なんで自分は笑ったんだろうと思った。
相手は尋常じゃ無い。
狂喜乱舞という表現が今のザエルアポロにはお似合いだと思うぐらいに。
「あは…あはは。可愛、可愛い。可愛いよアーロニーロ。」
俯きながら鼻血をボタボタと垂らしている。
従属官達は大急ぎでティッシュ箱を持ってくる。
それとは反対に主人は表情が見えなくても、
にやけが止まらない事が分かるぐらいだった。
しかし、狂喜乱舞は止まらない。
「あぁ!おい、おまえ達例の通りに!」
その時の顔は清々しい程に気持ち悪い。
にやけを越えて、いやらしいものがある。
「あいあいさー。」
従属官達は突然自分の周りを囲みだした。
「ちょ…何!うわ!」
「もう、君がベットに早く入らないから悪いんだよ。君の笑みなんて生で見たら興奮するに決まってるだろ。」
知らない、そんな事は。
というか生ってなんだ。生って。
という考えをしている暇はない。
従属官達は大人数でこちらを担ぎ神輿の様に移動していく。
「ちょっ!何、うわっ!痛!?やめ!」
ドサリと手荒くベットに置かれると
そのまま手をビニールテープで縛り付ける。
少し余裕があり手を自由に動かせるが、縛られている事に変わりはない。
「はあぁい、アーロニーロ。お薬出来たよ。」
「これ解けよ。じゃないと帰れないだろ。」
そっと、アーロニーロの口をザエルアポロの人差し指が止める。
「だーめ。帰ったら一人なんだろ。じゃあいいじゃないかぁ。」
おまえだから嫌だとは言えない。
冗談でも言わないという事は知って言っているのか、
知らずに言っているのか。
人の気持ちは無駄にしない。さっきは外れたが。
「わかった…。じゃあ、頼むからな。」
「ありがとうアーロニーロ。」
こいつも普通にしていれば可愛いのに。
残念な性格だ。
ん…。影?
「ん…?えっと、ちょ…と?!」
病人の上にいる。
やばい、目がやばい。
「あはは、アーロニーロがこんなに近くに…。」
はぁはぁと言うザエルアポロの息遣いが嫌でも聞こえる。
「もう、嫌だなぁ。あはは、笑い止まんない。アーロニーロが近いよ、それもこの顔の下には本来の顔。本来の顔が見たいような、ああでもこっちは困った顔とか笑った顔とか泣き顔とか見れるしでも本来の顔だった二人見れるし、ああ!どうしよう!」
「ザエルアポロ様自重」
「ああ、そうだね。ルミーナ。」
その通りルミーナ。
グッジョブだ。
本当に止まれ、もう少し落ち着け。
「はいザエルアポロ様。カルテと、聴診器とかです。」
ベローナはカルテだと思われる紙と銀のトレイに入った診療器具を運んできた。
「あぁ、そうだった。忘れる所だった。アーロニーロ。検診するね。」
忘れるって…つまり違う意味で来たとでも?
どうしよう、警察呼びたい。ここに変態がいるって言いたい。
その間にザエルアポロは俺から降りて横にある席に座る。
「ほら、じゃあアーロニーロ。上着脱いで。」
「ぇっ…。俺、上と下繋がってんだけど。」
ザエルアポロは8秒程経って鼻血を噴いた。
せっかくのベットも台なしである。
「アアアア…アーロニーロ!ほら!早く!脱い、脱いで!」
「更衣室とTシャツズボンありますか。」


---ドキ!更衣中---


「はーい。アーロニーロやるよ。ルミーナ、聴診器。」
「はい。」
アーロニーロも、ザエルアポロさえもやる気がない。
萌え不足だろうか。
「じゃあ、服めくって…いや、めくる。」
「ぎゃあ!」
ガバッと。
ぺたぺたぺたぺたと触ってくる。
ガシッ。メタゼピはザエルアポロの手を掴む。
「ザエルアポロ様ダメ絶対。」
「あっ…ハァハァ…。じゃ…じゃあ、聴診器当てるから。」
いやぁな感じを受けながらも服をめくる。
「はい。」
ピトッ、冷やっ!「ぅわぁ!」
何てこった。自分で自分の首を絞める、駄目な行動をとってしまった。
案の定、相手の息遣いが荒いぞ!
「アアアアアア!アーロニーロもう一回聞き、聞き聞き…!」ブシュ!
「他、当たるから!来ないでくれ!」
ガシッ。
ベローナはザエルアポロを後ろから抱き着くようにしてタックルする。
「…ザエルアポロ様、格好悪い。次やったらアーロニーロ、現世に行かせるかも。」
びくっ!
「分かったちゃんとやるよ。うん。」
ピトッと、聴診器を付ける。こっちもピクッとしない様にする。
「…アーロニーロ。そんな行動とると抱き着きたくなるからやめて。」
「あっ、ごめん。」
聞いている聞いている。
だんだん顔が赤くなる。
必死に何かを来らえている。心臓音しか聞こえないだろうが…。
「ハァハァ…。えっと、口開けて、」
何故か分からないが、汗かいている。一様、口を開ける。
「あーって言って。」
「あー。」
また、なんか赤くなっている。分からない奴だ。
「えっと、次は…。薬入れます。…。アーロニーロ、ルミーナ達のいない方で。」
「ザエルアポロ様、僕らやる-。」
「楽しみ盗らないで!」
「座薬、駄目絶対。」
駄目だと連呼する従属官達。
ザエルアポロを囲むようにそれぞれが立ちやじを飛ばす。
ザエルアポロの拳に力が込められ、ついに耐えられなくなった。
「五月蝿い!」
ザエルアポロは一言叫ぶと近くにいたルミーナをわしづかみし、そして喰らった。
ザエルアポロは端から順に従属官を食べていく。
「…。」
オレは絶句しながらも、音を出さない様に扉の方に向かう。
あと10、5、3、1歩という時、何かに引っ張られる。
あと、1歩で届かない。
「くそっ…。うわぁ!」
グイッと後ろの遠くの方から引っ張られる。
「アーロニーロ。逃げれないよー。」
アーロニーロに縛られたロープをザエルアポロが引っ張る。
「アーロニーロ。はは、邪魔者はいないし、これでゆっくり看病ができるね。まずは、くす…」
ブシュ!赤い血が宙を舞う。
欲を止めないその姿は狂気を生み出す渦潮だった。
あぁ、誰か助けてくれ。
「ああ、もうその顔可愛いなぁ。その困った顔も可愛い、今の泣きそうな顔可愛い!ああ、もう可愛い!」ブシュ!
周りと同じ血色なのに、なんで違う意味で嫌なんだ。
「ほら!アーロニーロ、じゃあ下着から…!」
近くにあった銀トレイからおもむろにメスを取り出しシャツを切った。
次はやられまいとオレがメスを弾くとザエルアポロはポケットの中から液体の入った注射器を取り出す。
それを刹那。
一瞬でオレに射し液体を入れた。感覚が痺れていく。やがて、手は言うことを聞かなくなった。
「さあ…何がいい?何処触って欲しい?まぁ僕の気のままに天国にいかせてあ・げ・るよ。」
「やめろぉお!」
響く相手の笑う声。二度とこんな奴に会いたくないと思った。
ああ、こんな変態もう会うか!あんな事こんな事やめてほしい!
風邪は…治ったが。
そんな俺が悲鳴をあげる
のは9日の任務だった。
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